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【メンズ香水おすすめ17選】デート、ビジネスシーン別と20~40代別の魅力アップ

こんな方におすすめ

  • どんな香水を選んでいいか分からない
  • 他におすすめの香水があったら知りたい
  • プレゼント用でメンズ香水を探している

香りに興味を持つ男性も増え、身だしなみとしても香水を取り入れる方が増えました。一方で、香りもさまざまな香水。新作も毎年のように出てくるので迷ってしまいますね。

この記事では、初心者でも選びやすいメンズ香水のポイントを中心に、シーン別と年代別でおすすめ香水を取り上げます。自分に合う香りが分かってきますよ。

Kaori
海外調香師のオリジナル香水ワークショップをアシストしたり、有名ブランドでカウンセリングしてます。2017年アトリエパルファン調香師養成講座にてプロ調香師のもと、調香スキルを磨き、現在も継続中。香水を調香とユーザー視点で解説します。フレグランス協会認定フレグランスセールススペシャリスト

 

【失敗がないシトラスやマリン、ウッディ】男性に合う香りの種類と香水タイプ

男性に合いやすい香りは、軽やかな香りのシトラスや爽やかなマリンノート、洗練されたシャープさのあるフゼアや落ち着きのあるウッデイノートです。迷っているなら、このあたりの香りを探しましょう。

男性は、女性に比べて歳を重ねるほど皮脂の分泌量が2~3倍に増え、香りが肌に残りやすくなります。この点でも、爽やかなシャープ感のある香り落ち着きのある香りは使いやすいですね。

また、上の「(○○)ノート」は、香りの種類(香調)となります。下の表で自分のイメージに合うノートをイメージワードでチェックしてみましょう。

男性に合う香調

香調(ノート) 香り イメージワード
シトラスノート フレッシュな爽やかさで活気ある香り フレッシュ、活発
フゼアノート ハーバル要素も含む重厚感もあるラベンダーが特徴的な香り 神秘的、ユニセックス、渋み
ウッディノート 日本人になじみやすく、落ち着きのある香り 落ち着き、穏やかさ
マリンノート 透明感のなかに海や空をイメージさせるような広がりのある香り 爽やかさ、瑞々しさ、開放感、空や海
レザーノート レザーの香りが特徴的なので男性的な渋みやダンディさのある香り ダンディ、気品

お好みにより

繊細さ優しさ魅惑的なアピール力もあります。フゼアやウッディノートなどマスキュリンなノートと合わさった香りがおすすめです。

1つの香りで作られています。好きな香りがハッキリ決まっているなら、気軽に使いやすく長く愛用しやすくなります。

香水タイプ

香水はアルコール濃度によりタイプがあり、アルコールの揮発によって香りの持続時間が決まります。男性は肌に香りが残りやすいことから、持続時間が短めのオードトワレオーデコロンを中心に、オーデパルファムも選択肢に入れていきましょう。

種類 持続時間 おすすめシーン
オーデコロン (EDC) 1~2時間 自宅でのリラックスシーン
オーデトワレ (EDT) 2~3時間 ビジネスシーン
オーデパルファン (EDP) 4~6時間 ビジネスシーンまたは友人との集まりやデートなどプライベートシーン

【好感度アップ】「さりげなく香る」がポイント

香水は余韻が分かるぐらいの香り方、「さりげなく香る」が印象的です。香りの3段階ノートと付ける場所を知るとカンタンにできます。

香りをアクセントにして、上手な演出をしましょう。

香りの3段階ノート

香水はアルコールの揮発とともに時間が経つにつれ、さまざまな香りに変化します。トップノート、ミドルノート、ラストノートと呼ばれます。

付ける場所

ウエスト

下半身から下に付けると、上へふんわり香ってきます。男性の場合は、服を着る前にちょうどウエスト辺りに左右に1プッシュずつしましょう。

スプレータイプであれば、10~15センチほど離して付けてくださいね。

 

 

ハンカチ

肌に直接付けるのではなく、ハンカチなど小物を活用すると自分で香りの強さが分かるので調整しやすいでしょう。

1プッシュぐらいを目安にしましょう。シルク素材には変質する場合もありますので避けてくださいね。

注意

付けるタイミングは出かける15分ぐらい前に(トップノートからミドルノートになるタイミング)

1~2プッシュで十分 ※自分に分かるぐらい香るのは周りにもしっかり香っている証拠です

【ビジネスとデートでは違う】シーン別香水選びとおすすめ8選

ビジネスからプライベートまでさまざまなシーンがありますが、それぞれのシーンに合った香水を使い分けましょう。

香りは、嗅覚を通して香りに伴った記憶が刺激され、気持ちに働きかけるといわれています。オンオフシーンで目的に応じた香りのチカラを活用しましょう。

ビジネスシーン

仕事で好ましいイメージは「インテリジェンス」「明快さ」「信頼感」。多くの人に出会うシーンでもあるので、誰にでも好まれるシトラス、マリンノートなどはおすすめです。また、年齢を重ねてくるとウッディやフゼアノートなど少し重みのある香りもお似合いです。

 

おすすめ

タシット(イソップ)EDP

ユズ、バジルの爽やかなトップ、ミドルノートにクローブのアクセントが効いています。洗練されたモダンなシトラスノートに仕上がっています。

アロマを思わせるような使いやすい香りとして男性にも女性にも人気で、あらゆるシーンで使いやすく、初心者におすすめです。

 

 

おすすめ

ロードイッセイ プールオム(イッセイミヤケ)EDT

マンダリン、ユズのシトラスにセージ、コリアンダーのハーブトーン、シナモン、サフランのスパイシートーンも加わり、ラストでベチバー、アンバー、ムスクで男性的なアクセントを残しています。

オゾンノート(マリンノートから発展したノート)の代名詞となったロードイッセイに男性的なシャープさを加えた香り。リフレッシュできるような感覚もあり、効率的な時間を過ごせそう。

 

デートシーン

相手に印象付けながらさりげなくアピールできる香りは女性に好まれやすいのがポイント。

「優しさ」「ナイーブさ」のギャップが魅力的なフローラル、落ち着き」「清潔感」が漂うウッディフゼアも「洗練」された大人の魅力を引き出します。さらに、自分らしいエッセンスのある香りがあると印象的です。

おすすめ

エターニティーフォーメン(カルバンクライン)EDT

男性的でありながら優しいフゼアフローラルの香り。

トップのベルガモット、ラベンダーからミドルのローズやネロリが男性的でありつつ繊細。ラストではシダーやサンダルウッド、アンバーの落ち着いたハーモニーへ。

女性にも好まれるユニセックスな香りで、30年にわたって人気が高い香水です。

 

おすすめ

ルイ(ゲラン)EDP

ルイ (See 1/1)ペアのフルーティ要素がクローブのスパイシーさに溶け合いつつ、ラストノートのバニラとウッディトーンが印象的でセクシーな香り。スモーキーでありながら柔らかなギャップを描きます。

フェミニンでありマスキュラン。ユニセックスな一面をのぞかせつつ、謎めいていて魅惑的です。

 

 

アウトドアシーン

アクティブで元気いっぱいなシーンですね。シトラス、マリンノートがおすすめです。汗をかいても、軽やかな香りで爽やかな気分でいられます。

おすすめ

オム スポーツ(ランバン)EDT

トップのレモン、プチグレン、ベルガモットなどシトラスが爽やかに広がりつつも、ミドルのラベンダーとセージは透明感のある男性的な印象です。ラストのパチュリで男性らしさを残しつつムスクやモスが柔らかく包み込みます。

爽やかながらも力強くすっきりした男性らしい香りです。リフレッシュ感があるので、アクティブシーンでも使いやすく、洗練されたモダンな男性におすすめです。

 

おすすめ

マンダリーノ ディ アマルフィ アクア(トムフォード)EDP

涼しげなフラコンからも、夏が垣間見えるようです。

トップからレモン、グレープフルーツなどシトラストーンとスペアミントやセージ、シソなどハーブトーンが軽やかに広がります。ジャスミンのフローラルトーンを含みつつもラストでラブダナム、ベチバーが男性的な力強さを残します。

海と太陽のバカンスを満喫するシーンがお似合いの香りで、夏がまるごと香りになったよう。マリンスポーツや野外アクティビティで活躍できそうです。

リラックスシーン

家でのんびりくつろいだり、リフレッシュしたいときは、軽やかなやさしい香りをおすすめします。シトラス、フローラル、ウッディノートオーデコロンオーデトワレットなど。

アロマディフューザーなどを使用している場合は、室内で満たす香りとのレイヤーが取れるとさらに効果的です。

おすすめ

ウォームコットン(クリーン)EDP

ふんわりとした心地良さがあるフローラルアクアノート。ミントグリーンやリリーが優しく織り成す香りをラストでアンバー、ムスクが柔らかく包み込みます。

クリーンは取り入れやすい香りが多いですが、ウォームコットンはその代表。シャワー後やお休み前のリラックスタイムにもおすすめです。

 

 

おすすめ

地中海の庭(エルメス)EDP

木や花で満ちた地中海の庭園からのインスピレーション。トップのシトラスやハーブトーンからミドルは柔らかなフローラルトーンへ。ラストの軽やかなウッディトーンの苦みが庭園の光に影を表しているようです。テーマのイチジクのまろやかさが特徴的です。

地中海の昼下がり、透き通るような優しい時間が流れるよう休日のリラックスタイムを満喫できそうです。

 

【さらに魅力アップ】20~40代別メンズ香水おすすめ9選

20~40代では、仕事やプライベートでの経験も違ってきます。香水の選び方として、年代に応じた魅力を高める香りもポイントです。

歳に応じた雰囲気を演出する香りを選べれば、さらに深みが増した魅力につながります。

20代

フレッシュ元気がキーワード。仕事もプライベートも新しい経験が多く、変化が多いとき。フレッシュな明快さのあるシトラスユニセックス雰囲気のあるフローラルやフルーティーノートもいいですね。

おすすめ

ブラックベリー&ベイ(ジョーマローン ロンドン)EDT

トップのブラックベリーの甘酸っぱさとミドルやラストにかけてベイリーフとシダーウッドが絶妙なシャープ感のある香り。

フレッシュな柔らかさを保ちながらも、爽やかさもあるユニセックスタイプです。

 

 

おすすめ

ヴェルベット ローズ&ウード(ジョーマローン ロンドン)EDP

ローズとウードの個性が強いコンビネーションが魅惑的な香りです。女性らしさを奏でるローズというより、魅惑的なアクセントを加え、ラストノートのウードの力強さとのバランスが絶妙です。

女性が纏うと成熟した艶やかさがありますが、男性ではマスキュリンなセクシーさが出てきます。若い男性では、個性的でユニセックスな魅力も出てくるでしょう。

 

おすすめ

トーテムオレンジ(ケンゾー) EDT

トップからビターオレンジのシトラスノートとブラックカラントのフルーティノートがエネルギッシュに弾けます。ミドルではレモンブロッサムが優しいながらも、ラストのベチバーでしっとりまとめ上げます。

シトラス、フローラル、ウッディの特徴的な香りを融合させたケンゾーらしい個性的でスタイリッシュなユニセックスタイプです。

 

30代

仕事やプライベートも見聞が広がり、内面の成長をぐっと感じるとき「洗練」されたフゼアや「落ち着き」のあるウッディノートはおすすめ。

おすすめ

アリュール オム(シャネル) EDT

上品で穏やかな落ち着きのあるフゼアノート。トップから爽やかなレモン、ベルガモットのシトラスが香りながら、ミドルではフローラルトーンのジャスミン、ローズへ。ラベンダー、サンダルウッドがしっかり深みをもたせます。

オードトワレながら香りも長続きします。バランスの取れた知性と風格を感じさせる男性にピッタリです。

 

おすすめ

ウードイモーテル(バレード)EDP

ウードの香りが特徴的なウッディノート。トップからウードのインパクトがあり、重くなるかと思いきや、ミドルでローズウッドからラストのモスでまろやかな印象になります。

ウードの香りのインパクトに遠慮がちだった方も気軽に楽しめますフォーマルでもカジュアルでも楽しめるダンディで上品な一本です。

 

 

おすすめ

アフタヌーン スイム(ルイヴィトン)EDP

ベルガモットからマンダリンへと瑞々しい香り立ちを楽しみつつ、ラストノートではアンバーグリスがしっとりと深みを持たせています。爽やかさだけでなく、大人の奥ゆかしさが垣間見えるよう。

爽やかでありながら温かみのある落ち着いたシトラスノートシトラスを気軽に取り入れてみたい方におすすめです。

 

 

40代

人生経験を通して円熟味も増し、頼りがい余裕が出てくるとき。「落ち着き」と「温かみ」を感じさせるウッディノートドライな渋みのあるレザーノートがおすすめ。

おすすめ

ベチベル エクストラオーディネル(フレデリックマル)EDP

まろやかでスモーキーなベチバーにサンダルウッド、シダーウッドなど5種類のウッドが織り成す渋さと落ちつきが特徴的なウッディノート

紳士の一面をのぞかせるクラシックな香りをお探しの方におすすめです。

 

 

おすすめ

オ アザール(ルイヴィトン)EDP

ベルガモット、レモンの軽やかさにフリージアやカルダナムが柔らかい曲線を描きます。加えて、ラストノートは、サンダルウッドやレザーが成熟したの男性の上品さにまとめ上げています。

ウッディノートでもこれまでとは違うトーンをお探しの方におすすめ包容力がありつつもドライなダンディさにグッときます。

 

おすすめ

マン ウッド エッセンス(ブルガリ)EDP

トップのシトラス、コリアンダーの爽やかなアクセントからシダーウッドとベチバーなど落ち着きある香りへ。ラストのアンバーグリスとともに成熟したアクセントを残します。

ブルガリ愛用者にも、ワンランク上の落ち着いた渋みを求めるならおすすめの一本です。

 

 

人によって経験も香りの好みもさまざまですが、年代に応じた香りは、自分の内面や個性を表現しやすくなります。目安としてご参考ください。

【女性は香りに敏感】香りの使い分けでギャップ演出

香りを使い分けることは、自分の別の面を垣間見せる効果があります。2つの異なった香りをもっておくことをおすすめします。

ふだん、汗や脂臭などでも女性のほうが香りに敏感だというデータもあります。印象付けたい女性がいるとき、仕事やプライベートによる香りの変化はギャップの魅力となりやすいのです。

香りの上手な使い方として、ぜひ取り入れてみてくださいね。

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